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三州瓦とSDGs

こんにちは ソラニャンです!!

SDGsってご存じですか?

持続可能な開発目標Sustainable Development Goals: SDGs)

未来の地球のための「17のやることリスト」です。

先進国、開発途上国、また中所得国を問わず取り組むべき課題です。

 

三州瓦もあまり知られていないですがSDGsの一端を担っています。

三州瓦は100年以上使用することができ

遮熱効果や断熱、保温効果などが高く

ヒートアイランド現象の緩和や、

エアコンなどの温度調節が容易で消費電力や光熱費の削減になります。

屋根瓦として使用できなかった三州瓦もすべて再利用されていますし

粘土でできているため最後は土に返すことが出来ます。

これは、三州瓦シャモットといいます。※ちなみにシャモットはフランス語

屋根瓦として使用できないヒビやひずみがある規格外品の三州瓦を

愛知県陶器瓦組合のシャモット工場へ集め

砕いたりすり潰して細かくしたものです。

この三州瓦シャモットを30年以上前から

リサイクルやアップサイクルして再利用してきました。

一番細かい0~0.5mmサイズはサラサラの粉状なのですがこれは

三州瓦の原料になる粘土に混ぜて再び三州瓦に生まれ変わらせます。

規格外品の80%~85%はこのサイズになり三州瓦になります。

限りある資源を有効に利用しています。

残りの15%~20%は摩擦性や排水性・軽量性に優れているので

道路の路床材や学校や公園のグラウンドの排水材、

色も赤色で鮮やかなので舗装材や外壁ブロック

ピッチャーマウンドやバッターボックスなどの砂にも混ぜられます。

また、保水性もあることから園芸用品として植物を育てることにも使用されています。

そして災害にも強いことが実験で証明されています。

洪水時の水はけのよさや地震の際の液状化現象にも強いそうです。

この、環境にとてもよい三州瓦シャモットを知っている方は

ご自宅のお庭や駐車場に使用される方もいらっしゃいます。

高浜市に住んでいる方やお仕事場がある方なら

高浜市から50%補助金が出るので使用してみてはどうでしょうか。